日々平穏、善哉善哉。

南四国でアラフォーのオバチャマが、好きなものをひたすらに叫ぶだけのブログです。ごくごく稀に真面目な話もあります。

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

旦那闘病記。その13

旦那闘病記はこの記事で終わりです。先日、かかりつけの病院で発症半年にして、初めての検診を受けた。くも膜下出血の合併症として最後に表れるのが水頭症。出血や手術のあとに脳内に水(?)が必要以上に貯まれば、脳が圧迫されて認知症に似た症状が出てく…

旦那闘病記。その12

退院は6月半ば。家の近所にある脳外科にかかりつけをお願いし、旦那は退院した翌週に紹介状と記録を持って、診察を受けた。「次の診察は半年後でいいって」「え?そんな先?」「うん。なんかあったらいつ来てもいいって」それほど経過良好とはさすがに考え…

旦那闘病記。その11

その日、旦那は朝から落ち着かなかった。発症から2週間。主治医から、脳血管攣縮のリスクが高いと告げられていた期間を過ぎて、現状確認のための精密検査が行われた。頭の痛みは食後の痛み止めだけでコントロールできるほどに収まっていたし、その日の朝に…

旦那闘病記。その10

旦那がICUから一般病棟に移った頃に、ようやく嫁に余裕が出てきた。この頃から、あちらこちらに旦那の病状などをメモしたり、発症当時からのことを書き散らしている。とはいえ、旦那の病状は一般病棟に移った頃から毎日毎日回復に向かい始めた。一般病棟に移…

旦那闘病記。その9

手術後の旦那の回復は、呆れるほどに早く、見た目はみるみる回復していった。手術の翌日にはICUを出て、一般病棟へ。嚥下テストもなんなくこなし、排泄もその翌日にはカテーテルも外れて、自力で。とはいえ、痛みに耐える日々が始まった。毎食後に出る痛み止…

旦那闘病記。その8

人の身体というのは不思議だ。ダメージを受けたはずなのに、何も影響がない時もあれば、ダメージを受けた覚えもないのに、影響が出ることもある。旦那の病気でそれを実感した。術後の説明を受けた時、主治医に聞かれた。「ご主人は以前に頭部に強い衝撃を受…

旦那闘病記。その7

旦那の脳動脈瘤は、実はいつからあったのか、特定できなかった。「前からあったのか、ちょっと前に出来たのか、もしかしたら最初の出血の直前に出来たのか。分かりません」と主治医にも言われた。実は3年前、旦那は開頭手術をしている。具体的な説明は控え…

旦那闘病記。その6

朝。ICUの朝の面会では、旦那はまだ痛みがあるようで、しきりに痛みを訴える。吐き気はない。「迷惑かけてるな、ごめんな。会社の人にも悪いことした」「自分でちゃんと謝らないとね。退院したら」待合室で、ぼんやりと景色を眺めていた嫁に声をかけてきたの…

旦那闘病記。その5

2時間半、車を飛ばして中核病院に着いた時、旦那はちょうど検査室に入るところだった。意識ははっきりしてた。「ごめんよ、遠かったのに」「人の心配より、自分の心配してよ」「ああ、そっか」電話越しでない、三日ぶりの夫婦の会話はそれだけ。ICUの一角で…

旦那闘病記。その4

旦那の病名を聞くと、ほとんどの人が「え?その若さで?」と返してくる。いわゆるくも膜下出血を、とある検索サイトで検索すると、50歳から60歳で好発し、男性より女性が2倍多いとされる。※Wikipedia参照旦那はアラフォーだけど、まだ30代。あげく女性が多い…

旦那闘病記。その3

総合病院に駆け込んだ旦那は、とりあえずCTを撮った。そこでわかるレベルの出血だった。 旦那は診察室から、嫁に電話をしてきた。 「俺、やっぱりくも膜下出血だった」 「…………そっか」 まず先に書いておくが、旦那の現状は(2017年12月中旬現在)完全に社会…

旦那闘病記。その2

2017年、5月末。 それは突然だった。 昼下がり。 とはいえ、嫁も仕事中。 突然の、旦那からの電話。 互いの仕事中に、電話を掛け合うことはよほどのことだ。特に旦那は仕事の電話も私物の電話で受けるのでなおのこと。 かけてきたのは旦那だった。 「あのさ…

旦那闘病記。その1

久しぶりに見た、モノクロの画像。 操作音の度に、静止画が動画のように次々に動く。 ここが脳幹で、側頭葉。 この丸いのが眼球。 医師の説明を聞くけれど、目は一点に釘付けだった。 見事に真っ白に写る、細長いもの。 「クリップもちゃんと機能してます。…

予定変更。

おはようございます、ちひろです。立ち上げたばかりのブログ。当面は好きなモノやコト、ヒトについて書こうと思っていたのですが、立ち上げのご挨拶以降、チマチマと書き連ね、書き直し、また書き連ね……のエンドレスループに陥って。あかんやん、これ。若い…

はじめまして。

初投稿、です。まずは自己紹介。 ちひろ、と言います。 よろしくお願いします。生まれも育ちも高知、アラフォー世代、3歳年下の旦那とのんびり日々を生きております。趣味…… え〜と、音楽(聞く専門)、テレビ鑑賞に、読書(乱読)、マンガ、アニメ、手芸、…