『ロス』と、『ロス』の癒し方。
久しぶりの投稿になります。
記事を見返すと、なんと1年7ヶ月ぶり😅
えらいやっちゃ🤣
こんにちは、管理人のちひろです。
19ヶ月の間に、いろんなことがありましたね……、ちひろは相変わらずですが、世の中的にも、星野源さん的にも。
はい、相変わらず星野源さん大好きです。🥰まもなくアラフィフのオバサマですが、旦那いわく「星野源がテレビに不意に出てきた時の反応速度がおかしい😅😅😅」くらいには好きが持続しております。
というわけでこの19ヶ月の星野さんの動きをまとめてみました。
2019年2月~3月
『星野源 DOME TOUR 2019「POP VIRUS」』
https://www.hoshinogen.com/tour/popvirus/
2019年8月
映画『引っ越し大名!』主演
2019年10月
EP「Same Thing」配信
2019年11月~12月
『星野源 POP VIRUS World Tour』
2019年12月
NHK「第70回紅白歌合戦」出場(「Same Thing」)
2020年3月
限定イベント「"Assembly" Vol.01」
*コロナ禍にて2月末に中止決定
2020年4月
「うちで踊ろう」
2020年5月
「うちで踊ろう(Potluck Mix)」
2020年6月
「折り合い」配信
2020年7月
『Gen Hoshino's 10th Anniversary Concert ”Gratitude"』(有料配信ライブ)
2020年6月~9月
TBS「MIU404」主演
https://www.tbs.co.jp/MIU404_TBS/
まさしく、怒濤の勢いという言葉が当てはまりますねぇ。まとめでこれですよ、これに加えて毎週火曜日深夜のラジオ番組、とあるアーティストのリミックス曲の発表、文筆活動、公開を控えている映画……。
華々しい活躍は、目に触れる機会が多くなり、ファンとしては喜ばしい限りなんですけど。あまり忙しそうだと、ちょっとぐらい低空飛行でもいいんだよ? 😅と言いたくなるレベルの、縦横無尽の活躍っぷり。
ありがたやありがたや、と東京方面を拝みながら(ホントに?)『星野源成分』を日々摂取させていただいております🥰🥰🥰
前置きが長くなりましたが。
ちひろ、久しぶりの『ロス』を体感中です。
なんの『ロス』かというと、『完結ロス』です。
学生時代はそれなりに『ロス』を経験しましたよ、もともとはアニメ・マンガ摂取が過多なので、アニメや漫画が完結すると、
「終わっちゃったなぁ、来週はあのキャラたちの話を見ることもないのか」という喪失感に似た寂しさを、
「じゃあさ、あのキャラは完結のあと、どうするのかな? どんな人生を過ごすのかな?
」
と想像、いやいや妄想することでやり過ごし、いつのまにか『ロス』から脱出ということが多かったのです。
40数年のちひろの中で、今まで一番の『ロス』は、TBSドラマ『空飛ぶ広報室』でした。
もうね、最終回を見終わった日から1週間、ぽややんとした日々を過ごしました。
元々原作の大ファンで、隅々まで読み込んでいて、この喪失感。
どうしてくれよう🤔🤔🤔
そこで頼ったのは、ネット上に溢れる二次創作小説。
色々な「その後」が創作されていて、もう癒され過ぎて、萌え禿げちらかしまして🤣🤣🤣
なんとか『空飛ぶロス』を乗り切った頃、その年の暮れにもうひとつの『ロス』に突入しました。それは1年通して放送される、大河ドラマ。それも萌え禿げたのは、主人公じゃない、殿様です。
ええ。
そうですよ。
その年、ちひろの推しはあの方。
『空飛ぶ広報室』で初々しい新人広報官を演じ、
『八重の桜』で一途な殿様を演じた、
あの方。
この頃には「ロスの特効薬は二次創作小説」という方程式がちひろの中には出来上がっていて、
もうね、
これでもか。
と探し回りましたよ。
でも、「空飛ぶ」二次創作はあっても、もうひとつの「殿様を主人公にした」二次創作はなかったんです。
そりゃそうです、主人公は幕末明治と波瀾万丈の人生を生き抜いた女性なので。
というわけで、ちひろ、閃いた。
ないなら、自分で書けばいいじゃない?
(↑どこぞの王妃さまか?)
というわけで、3ヶ月ほどかけて書きました。
内容ですって?
いえいえ、お教えできるような内容ではないので🤣
結構な長文になったので、記念にとネットに残してはありますが、ホントに大した内容ではありません😂😂😂
こうして、新しい方程式が誕生しました。
ロスになったなら、
その後を妄想して、
創作小説、書けばいいじゃない?
さて。
というわけで、現在絶賛『MIU404ロス』です。
『空飛ぶロス』を上回るほどの、ロスっぷりです。
どうしてくれよう、このもやもや。
どうごまかせばいいのか、このもやもや。
じゃあ、書けばいいじゃないの?
(↑だから、どこの王妃?)
というわけで、ぽちぽち書き始めています。
『ロス』と向かいあいながら、
『ロス』を癒すために。
出来がよければ、ここに上げてみようかな、とか思ってます。
(他の場所は分野が違いそうなので、検討中ですがここになると思います)
さて、いつのことになるかな?😌😌😌
ということで、またの機会に。
お読みいただき、ありがとうございました。
管理人の星野源事情。その③(とりあえず終)
うわぁ、夏の終わりに投稿してからだから、4ヶ月も書いてないよ(゚Д゚υ≡υ゚Д゚)
こんにちは、管理人のちひろです。
滞るにも程があるっちゅうのに、やっぱり書き始めた以上は続けてみようと、また書き出しております😅😅😅
前回は、2016年いっぱいの、管理人の星野源事情でした。
さて、怒涛の2017年が始まります(といっても、2年前🤣🤣🤣)
https://twitter.com/gen_senden/status/823968642886991872?s=20
もうね、パニックでしたわ。
もしかしたら、星野源が生で聴ける!生で見える!
そして、当選。
6月の徳島公演に参加させてもらう事になりました。
2016年の年末に始めたTwitterで、同じ日に参加するファンの方を探し、わちゃわちゃしながら、
ラジオで源くんの声を聴きながら、彼の下ネタに爆笑し、
http://www.allnightnippon.com/hoshinogen/
アルバムを何度も聴いて、
彼の文章を読み漁り、
あと何日、とカウントしていた頃に、事件は起きました。
旦那が病気に倒れたのです。
詳しくは先の投稿で。
思った以上に早い恢復だったのと、何より旦那の強い後押しで、公演に参加しました。
https://twitter.com/gen_senden/status/873870627601436672?s=20
もう、感無量でした。
感無量すぎて、翌日離れた場所に入院している旦那に車を2時間飛ばして行き、(疲れてるだろうから来るなと言われてたんですけど)
「行かせてくれてありがとう!!!!😭😭😭」
と感謝を伝えるくらいは感動しておりました(旦那はドン引き😶)
つまり、これが決定打になりました。
もう、無理ですわ。
もう、抜けられそうにありません。
星野源の、底無しの沼から脱出出来る気がまったくありません😂
彼のおかげで、かなり狭い音楽的世界が少し広がり始め、アラフォにしてライブハウスデビューまで果たし、
https://twitter.com/nagaokaryosuke/status/935181977216360448?s=20
この年は、源くん、細野晴臣さん、ペトロールズ、と田舎に住みながらライブの楽しさに目覚めた、そんな年でもありました。
また行きたいなぁ……源くんのライブ🤔
と思っていたら、2019年にとんでもないニュースに接した話は、また違う投稿で。
夏の終わりに「宿題」完成。その②(終)
というわけで続きです。
前段はこちらです。
http://wish-chihiro.hatenablog.com/entry/2018/09/16/123816
とにかくやってみよう!🙌
と思い立ち、
どんなに頑張っても上手くいかず、
諦めかけていた時の救世主にも助けられ、なんとか作ってみました、星野源のミュージックビデオ「アイデア」の撮影時の見取り図。
で、カリカリと手書きで書いて、
ポチポチとシールもどきを貼って作成しました。
さすがに見えづらい自覚はあるので、
半分にしてみました。
スキャナなるものが家にも職場にもないからなぁ、
需要があればそちらも考えますが、まずないだろうから、とりあえずの手書きという、
超アナログ🤣🤣🤣
見取り図の説明です。
ピンク地でピンクの囲いがある数字はカメラ、数字はちひろが勝手に入れたものです。足元、アップなどはわかりやすくするための書き込みです。
ピンクに時々ついている紫地はミュージックビデオで読み取れたカメラの番号。
水色ラインは源くんの行きのルート。
点滅オレンジラインは源くんのアウトロでのルートです。
見取り図には線が渋滞するので入れなかったんですけど、
実際の撮影場所の床にはラインらしきものがあります。
たとえば、公式さんのツイート。
https://twitter.com/gen_senden/status/1034726588733042688?s=19
紅白幕の前での撮影ですけど、三浦大知くんの足元にあるのが、注目したラインです。
これが配置の目安になりました。
とはいえ、自分の見取り図が間違いない!😤
と言いきれるだけの自信はないんですけど……
というわけで、まったく自信の無いまま投稿する、
星野源ミュージックビデオ「アイデア」、
見取り図でした。
夏の終わりに夏休みの宿題が間に合ったε-(´∀`*)
あと、全然違うぞ!
ここはなに、分かんない!
ということがありましたらお知らせくださいませ。
夏の終わりに「宿題」完成。その①
最初はジョークで。
「なんか夏休みの宿題みたいだなぁ」と思っていました。
夏休みなど社会人になって、とんと頂いたことも無く。
第一、取りかかり始めたのは8月下旬なので、語弊は山ほどありますが。
ようやく、夏の終わりに「宿題」完成しました。
こんにちは、管理人のちひろです。
夏の終わりとはいえ、本日の最高気温、30℃オーバーでなんだか夏真っ盛りな感は否めませんが🤣
さて、挨拶もそこそこで。
「宿題」とはなんぞや。
ということで。
去る8月20日に、星野源さんの楽曲「アイデア」が配信限定でリリースされました。
午前0時配信スタートで、そのあと、午前4時にサプライズ的にミュージックビデオが公式チャンネルにて発表。
あのですね、
一言だけの感想を言うとしたら、
すっごい好き!!!!
もうね、悶絶です。
なにこれなにこれすごい好きとにかく好きどこをどうしたらこんなに好きポイントを高橋名人のように連打されてる感覚になるのぉ!!!!
…………(とりあえず落ち着こうとする)
…………(とりあえず気つけのビールを一杯)
…………(とりあえず意味もなく今までの源くんの写真を眺めてみて)
よし、もう一度……
と再生して、とりあえず鎮静ルーティンになるという、訳の分からない数日を過ごし。
そこから思い立った「宿題」。(←ようやく本題)
これって、どうやって撮影してるの?
ミュージックビデオ公開の日、朝のテレビでいくつか気になる情報をゲット。
① 3000㎡の場所での撮影。
② 71台のカメラを定点カメラとして、星野さんが移動しながらの撮影。
な、ならば。
もしかしたら、ミュージックビデオを分析すればセットの配置も、定点カメラの数とかもわかるんじゃね?😘
安直な考えからスタートしたこの「宿題」。
当たり前ですが、素人考えで分析出来るほど、
源さんも、
ユニさん(アートディレクター吉田ユニさん)も、
関監督(関和亮監督)も、
甘くはないわけで(←褒め言葉です)
なんとかひねり出した、結論です。
途中、どうやら撮影場所らしいというところの情報を教えて頂いたことで、一気にまとめが進みました。
感謝ですぅ🙏🙏🙏
というわけで、その②に続きます。
新曲「アイデア」感想。
けしからん。
なんとまあ、けしからん!
けしからんまでに、予想外の
とんでもなく、
素敵な曲、
書いてくれやがってo(`ω´*)oプンスカプンスカ!!
それが、
本日2018年8月20日配信限定リリースとなった、
星野源さんの「アイデア」を聴いての感想です。
こんにちわ。
管理人のちひろです。
実は、正直に言うと。
とてつもない期待、というものをこの「アイデア」にはしてなくて。
3月初めに、新曲「アイデア」はNHKの朝ドラの主題歌になる、と発表されました。
すごい!ここまで来たか、星野源!
というファンとしての嬉しさと、
ドラえもんではあそこまでさせてもらったけど、さすがに公共放送だしなぁ、少し抑えた感じになるかなぁ。
という、管理人生来の天邪鬼気質がムクリと顔を上げて。
4月初めに朝ドラ「半分、青い」がスタートすると公開された1番の歌詞と、楽曲の一部。
源くんのマリンバが大好物の管理人にとっては、イントロでガッツリのマリンバが聴ける、
歌詞もドラマの脚本を読んでの、考えに考えられたものだと思えましたが、
なるほど、こういう楽曲か。
朝ドラ向きの、爽やかで無難な曲だね☺
と、思っていたのです。
なのに。
なんとまあ、見事に。
天邪鬼な、屁理屈並べたい管理人の、
ちょっと斜に構えた気持ちを、
完膚なきまでに叩きのめしてくれたのが、この「アイデア」でした。
今回の「アイデア」リリースにあたって、源くんはほとんど事前のプロモーションらしいことはしなかったのです。
新聞見開きでドドーンと、
リリースが2018年8月20日に決定したことと、直前発売の音楽雑誌にロングインタビューを受けたぐらいでしょうか。
- 出版社/メーカー: FACT
- 発売日: 2018/08/18
- メディア: 雑誌
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プロモーションを行わなかった理由について、源くんは、
「前知識とかあえて持たずに、一斉に聞いて欲しいから」
とラジオで言っていました。
ええ、そうしましたよ。
音楽雑誌は田舎ゆえに、届くのはリリースのあとだし。
(投稿時、まだ届いてない🤣)
そして、
聞いて。
言葉をなくしました。
ようやく絞り出したのが、最初の言葉です。
け、けしからん。
なんだ、
楽曲に詰め込まれた、とんでもない密度の音が、これでもかと溢れ出す感じ、
歌詞の一言一言に、秘められた思いがひょっこり顔を見せてる感じ、
そして、なにより。
すげえ。
管理人が持ってるはずの、僅かな語彙力取り上げられた………。
けしからん、けしからんぞ、星野源。
それが今日、日付が変わった頃の話。
1時間ほど鬼リピで聴きまくり、
あかん、明日は仕事だ。
寝よう。
………なんか、まだありそうな気はするけど。
と、就寝。
今朝ですよ。
セカンドインパクトが、管理人に飛び込んできたのは。
ま、マジか。
これ。
え、これ、そういうことなわけ?
新曲「アイデア」が日にちが変わる時間と共にリリース、
そのあと、4時にミュージック・ビデオがオフィシャルサイトで解禁。
【『アイデア』MVが解禁!】
— 星野源 official (@gen_senden) 2018年8月19日
本日0:00に一斉配信リリースした星野源の最新楽曲『アイデア』のMUSIC VIDEOを、星野源YouTubeチャンネルにUPしました!
3曲分の魅力が詰まった『アイデア』のMVを、ぜひ何度もご覧下さい!#星野源 #アイデア #半分青い https://t.co/Fnugx9Fuvt
ここでこーかな、あーかなと、考察するのはとっても楽しいのですが、まずは見て頂きたいし、
何より自分の考察が的外れだったら嫌だなぁ、と思うところもあり、
あえてグッとお口にチャックして。
再び思った感想は、
星野源、
あなた、やっぱりすごいわ。
こんな楽しくて、
こんな影のある歌詞の、
その時、やりたい全てを詰め込んだ楽曲、
そうそう、出会えない。
そう、
すごい楽曲に、
出会ってしまった予感が、
今、ヒシヒシと心の奥底から、
湧き上がっている最中でございます。
朝ドラの曲でしょ?
って思ってる方、ぜひとも2番を聞いて欲しい。
へ?
これ、朝ドラの?
ってなるの、間違いない😁
ファンが言うと、なんとも浅いと思われるかもしれませんが、出来れば歌詞を見ながら聴いて欲しいのです。
上記の公式ツイートの「3曲分の魅力」もわかって頂けるかと。
かなりの興奮状態でここまで書き上げましたが、
今はたと気づく。
え、この曲、
今日の夜、
NHKで、
生放送でやるの?
今夜放送の「おげんさんといっしょ」の見どころを画像にまとめたよ~!
— おげんさんちのねずみ~(C・> (@nhk_ogensan) 2018年8月20日
生放送ですが、70分にかなり詰め込みます~!
リアタイでみんなで一緒に盛り上がろ~( C・>#おげんさん pic.twitter.com/r9aPxRlsAH
え、えらいやっちゃ〜🤣🤣🤣
ファンとは。その③
最後……かな?😅
最近はあまり会うことのなくなった彼女ですが、時々連絡を取ると、俳優さんのファンも続けつつ、ずっとお若いアーティストさん(同じ国の方だそうで)も兼任推しで、母国語もほぼほぼマスターし、コンサート会場で黄色い声援を母国語で飛ばしているそうです🤣🤣🤣
とはいえ、彼女は誕生日に俳優さんのご実家に行ってみたり、いわゆる「入り待ち出待ち」をしたりは、未だにしたことがないようで。
体力的に無理!だとか。
理由はともあれ、実践していないことに安堵してます。
かなりドン引きしながら、彼女の話を聞いて10数年経ちます。
まさか、自分がここまでファンとして誰かのことを熱く語る時が来るとは思っていなかったちひろは、
あの頃の彼女の、半端ない熱量を思い出すたび、
自分への戒めに、してます。
「好き」を語ることは、大切です。
自己肯定にもつながります。
癒し、潤い、幸せ。
どんな言葉でも表していいと思うのです。
でも、「好きだから許される」ではないです。
何をしてもいい、ファンだから。
その言葉が通用するのは、
同じ熱量を持った、
同じファンだけです。
つまり、とってもとっても狭い「世界」になってしまうんです。
とはいえ、萎縮する必要もないと思うのです。
自分の言動が「不快にさせてる」と思うのではなく、
一つ深呼吸して、
「押しつけになっていないか」と考えるだけでもまた違ってくるのではないかな。とちひろは思うようにしてます。
ファンであること。
「好き」を語ること。
それが皆さまの「楽しみ」になりますように。
ファンとは。その②
続きます。
10年以上前の話です。
とある方のファンが、身近にいました。
それはそれは熱狂的なファンで。
お相手は外国の俳優さんでしたが(音楽活動もしていましたね)、もう常に俳優さんのことを考えている方でした。
その俳優さんの母国語を勉強し、いつか俳優さんと母国語で会話をしてみたいという夢を持っている彼女。
当時、彼女の周りにはその俳優さんが出ていたドラマのファンも多く、集まると必ず俳優さんの話で盛り上がっていて、ちひろはファンでもドラマも見ていなかったけれど、
へー、そういう人なんだ。
ほー、すごい人なんだなぁ。
と俳優さんを熱く語る彼女の話を、聞いていたものでした。
ある日。
彼女が、
「テレビでね、違う人のファンを見てね」
うん。
「外国の俳優さんなんだけど、その人の誕生日に、日本のファンが何人かでその人の実家に行ってて」
実家?外国に?何しに?
「お母さんが1人で住んでるんだって。ピンポンして、出なかったから、門扉の前に花束と、○○さんを産んでくれてありがとうって書いた手紙を置いてて」
………え?
「来れてよかったですって泣いててね〜」
………う、うん。
続いた彼女の言葉は、今でも覚えてます。
「気持ち、すっごい分かるけど。なんでそこで諦めたのかな?門扉の前なんて、気味悪がられて、捨てられるのに。ご近所さんに頼んで渡してもらえばいいのに。会いに行くためにわざわざ行ったんだから。そんなところで遠慮するなんて、変じゃない?」
絶句、でした。
そもそもの話からして、違和感しかないのに。
彼女の言葉は、まったく理解出来ませんでした。
彼女のために一言言えば、
普段は穏やかな、優しい人です。
少しお節介焼きなところはありますが、それは違うんじゃない?と言えば、ちゃんと理解して、ゴメンなさい、自分が悪かったと言える人です。
だからその時も一言言ったのです。
あのさ。
見ず知らずの人が家に来て、
インターホン鳴らしても、出ないことあるでしょ?
ご近所さんも、お願いされても困るんじゃない?
受け取っていいものかなんて、ご近所さんは知らないし。
そもそも、「わざわざ行った」は、ファンの人の論理であって、お母さんやご近所さんにはまったく関係ないでしょ?
「え? だって、ファンなんだよ?息子さんの。当然会ってくれるでしょ?許されるものでしょ?」
再び絶句。
どうなっている、この論理。
ファン=許される。
そんな論理、一方的な「押し付け」で、身勝手でしかないのに。
その日はもう、たしなめる気分にもなれず、話はそこで終わりました。
やっぱり長かった……その③へ。